自分が高校生だったら、共通テスト数学対策として行うこと

自分が高校生だったら、共通テスト数学対策として行うこと

 

 

ACTION1 公式・基本事項の徹底理解

 

 

 「確率」の条件付き確率や、「データの分析」の分散、共分散、相関係数といった

 

忘れやすい公式の確認を徹底させます。

 

 

 出来れば、分散や共分散などの公式が意味するものなどは、教科書や参考書を見ながら

 

確認は行っておく方が良いでしょう。他にも、重要な公式は出来たら証明までしておきたいものです。

 

 

ACTION2 各大問へのおよその時間配分の決定

 

 

 各大問へのおよその時間配分は事前に決めておいた方が良いように思います。

 

これは「高得点をとりたいため、時間のかかる問題や難度の高い問題に時間をかけすぎて、

 

後半の簡単な問題などに間に合わなかった」といった失敗を防ぐためです。

 

 

 共通テスト数学は、問題の文章量が多く、時間の使い方次第で点数も大きく変わります。

 

 

 出来たら各問題に対し、「考える時間は1分まで。1分過ぎても解けない問題は

 

スルーして次の問題に取り組む」といった自分ルールを決めておいて、

 

時間配分による失敗を防ぐようにしましょう。

 

 

ACTION3 出来るだけ得点をとりたいからこそ、あえて「最低でも8割前半」を狙う

 

 

 「高得点をとらねばならない」といった心理状態で試験に臨むと、

 

高得点への執着のため、本来なら“解くには時間のかかりすぎるスルーすべき問題”に対しても、

 

なかなかスルー出来ず、時間をかけすぎてしまった経験があるかもしれません。

 

 

 「…せねばならない」思考だと、行動が制限されがちになり、

 

焦りも生まれやすいと思います。

 

 

 あえて「どんなに調子が悪くても、8割前半は取る」思考へと切り替えることで、

 

得点すべき問題をどんどん調子よく解くことで、“難度の高い時間のかかる問題”への

 

気持ちも変わるかと思います。

 

 

 逆に、こういった気持ちで試験に臨んだ方が、解いている際も自分を客観視できるようになり、

 

結果も良くなることが多いのでは?と考えます。

 

 

ACTION4 選択肢を選ぶ問題は、必ず何かマークしておきましょう

 

 

 共通テスト数学は、センター試験と違って、4つの選択肢の中から解答を選ぶといった問題が

 

一定数出題されます。意外にそういった問題にマークをしてないまま、

 

試験時間が終了してしまう生徒さんもいます。

 

 

 4つの選択肢の問題ならば、適当にマークしておいても25%の確率で正解出来るので、

 

マークをしていない問題がある状態で試験を終えることはないようにしましょう。

 

 

ACTION5 問題文の中で気になる部分に下線を引く、丸印で囲むなど、重要な情報や条件の見落としを防ぐ

 

 

 共通テスト数学は、問題文の文章量が長い、つまり情報量が多いテストになります。

 

そのため、「問題で与えられた情報や条件の把握が、きちんと出来ていなかったことによる失点」を

 

してしまうことが考えられます。

 

 

 これを防ぐためには、問題文の中で気になる部分や条件に対しては、見逃さないように下線を引く、

 

丸印で囲むなどすることで、見落としをしないようにしましょう。

 

 

 例えば、「次のグラフの縦軸の温度は、実際の温度に10加えて修正した値を用いています」と

 

いった問題があったら、グラフの縦軸すぐ近くに“実数値はマイナス10”と目立つように記載する

 

といった工夫をし、極力条件の把握を正確に行えるようにしましょう。

 

 

 

ACTION6 問題文を軽視しないように心掛ける

 

 

 既出の内容と重複しますが、共通テスト数学は問題文が長くなっているため、

 

逆に問題文の重要性が上がっています。長い文章を前につい文章を読み飛ばしがちになり、

 

条件を考慮し忘れたためによる失点は本末転倒です。

 

 

 基本的に、問題文には不要な情報は記載されていません。丁寧に時間をかけて

 

問題文を読解すべきというわけではありませんが、軽視していいわけでもありません。

 

 

 問題を正確に読みながら下線を引くなどし、素早く条件を把握し問題を解いていくといった

 

日々の訓練も大切です。

 

 

ACTION7 共通テストの文章は過去問や模試の演習を終えた際には、必ず一つは改善点を考える

 

 

 せっかく演習を行ったのなら、必ず改善点を一つは見つけるようにしましょう。

 

共通テストの演習を行ったなら、必ず“もっとこうすれば良かった。この公式を忘れていた。

 

こういった条件の見落としをしていた”といった点が見つかるはずです。

 

 

 より良くしようと思ったならば、例え100点が取れた試験でも改善点は見つかるはずです。

 

 

 せっかく行った演習を無駄にしないためにも、何か一つでも改善点を見つけて、

 

そのための具体策を考えることで、“今日の自分よりも、明日の自分の方が成長している”と

 

思えるようにしましょう。